DEUXIEME CLASSE EAU DE VOYAGE “PARIS”

春の装いに身を纏ってぜひ訪れたいパリのおすすめスポットをピックアップ。
一押しホテル、おいしいレストラン、旬のショップなどあなただけの特別なパリを見つけて。

HOTEL

Hôtel Costes

「申し訳ありませんが来週分のご予約は受けつけておりません。お越しになる2、3日前に連絡をお願いします」と言われる予約のややこしさ、そしてクロークルームにたどり着くまでの果てしない待ち時間を耐えたなら、最後に待つのはホテル コステにある煌びやかなレストラン。装飾品は溢れんばかりに輝き、建物は隅々まで配慮が行き届いている。テーブルが隙間なく並び、魅力的なウェイトレスが歩く店内は、フランス第二帝政時代に存在した深紅の娼館かナポレオン軍の野営地を思わせる。

料理は国際色豊かで、フランスやイタリア、そしてアジアの文化が溶け合っている。スパイシーな『アボカドとツナのタルタル』、『バジルとチキンのタイ風春巻き』、『ナスとブッラータのグリル』、クリーミーな『小エビのリゾット』、『子牛肉のステーキアンズタケ添え』、そして「すすり泣くトラ」ステーキなど料理はどれも粒ぞろい。選りすぐりの食材を使い、丹念に調理されているので、それだけの品質には相応の価格がつきもの。100ユーロは払わないとろくなサービスを受けられないことだろう。

家を担保に借金をしなくてもホテル   コステの料理を楽しめる方法がひとつある。晴れの日を待ってテラス席を予約し、そこからの眺めとともに28ユーロのクラブハウスサンドイッチを食べることだ。そうすれば、パリの上流社会を比較的リーズナブルに体験できる。

  • Guillaue de Laubien

Nolinski Paris

パリのコメディー・フランセーズからわずか数メートルのところには、ピエール・バスティットとエマニュエル・サベッジが、インテリアデザイナーのジャン・ルイス・デニオットの助力を得て建築した豪華ホテル、ノリンスキーがある。ホテルは6階建て、客室はスイート9室を含む45室を揃えており、静謐で洗練されたパリの甘い暮らしを楽しめる。贅を凝らしたオペラの世界に浸れるようなノリンスキーホテルは、リラックスして滞在できる5つ星ホテル。活気のあるサントノーレ通りとパレ・ガルニエの間に位置するまさに安らぎのオアシスで、鮮やかな青と緑で彩られた空間のなか、キルト風のベッドシーツにくるまれて静かな夜を過ごせる。これこそエレガントそのものだ。

装飾品はオートクチュール。緑のカララ マーブルをあしらった壮麗なレセプションエリアに始まり、美しい特注家具に至るまで、どれも息を呑む出来映え。全室内装が異なっているが、どれも他の部屋との調和が保たれており、スイートルームの名前は伝説的なアーティストにちなんで名づけられている

そして、地下に降りれば地上の喧騒はどこへやら、広々としたダイニングルームで絶品の朝食を楽しんだり、活気に満ちた観光客向けのレジェーン ブラッスリーを訪れたりもできる。しかし、ホテルの真骨頂はもう1段地下に隠れている。そこにはやわらかな薄闇に包まれた16mの巨大スイミングプールやサウナにハマム、さらに「ラ・コライン スイスリヴィエラビューティートリートメント」が手掛けるスパトリートメントがある。

RESTAURANT

Toyo

TOYOの料理長である中山豊臣はかつて、日本人デザイナー高田賢三のお抱えシェフだった。その高田の影響は店の皿や絵画に現れており、内装に優雅さをプラスしている。店内は広々としており、14人がけの長いカウンター席、小さなテーブルがいくつかと、奥には個室もある。パリ一番の魚屋と名高いポワゾナリー・デュ・ドームの隣に位置するTOYOは、素晴しい食材に恵まれている。肉はユーゴ・デノワイエから、野菜はジョエル・チボーから仕入れている。

看板メニューは海苔を添えた『TOYOパエリア』、『子牛肉のカルパッチョとろろ風味』、『季節のコンソメのニョッキ』、『フィッシュカツカレー』など。来店時にはぜひ、シェフの見事な包丁さばきを間近で見られるカウンターの特等席を押さえたい。

ACCESS
17 rue Jules Chaplain 6e Paris, France (ヴァヴァン駅)
DETAILS
12時30分〜14時00分、19時30分〜22時00分/定休日は日曜、月曜ランチ休み
https://www.restaurant-toyo.com
  • Clamato ©B.Shmuck

Clamato

子どもの名前をつけるのと同様、バーの命名も難しい。店について、またその精神を一言で、それもほかにない響きの言葉にまとめるにはどうすればいいのか。このスタイリッシュなシーフードバーではシンプルに、店の看板料理の名前を取った。「クラマト(Clamato)」とは、二枚貝とトマトのスパイシーなブイヨンの名前である。

価格は比較的高く、量も特別多いわけではない。しかし材料はどれも責任を持って仕入れており、料理の品質と鮮度は折り紙つきなので高いだけの価値はある。メニューは季節によって変化があるが、サイズNo.3の『ベル・デュ・コード牡蠣のタバスコがけ』(17ユーロ)、『キブロン産カメノテのレモングラスビネグレット和え』(15ユーロ)、アスパラガスと赤味噌を添えた艶やかな『コダラの切り身』(13ユーロ)などが楽しめる。バーにスツールを持ち込んで、『P’tit Coin de Paradis 』(Allobroges 2014 Lucas、1杯7ユーロ)や『Saint-Veran』(2015 Perraud、7ユーロ)といったドライな白ワインを料理に添えるのもいい。値は張るが、それだけの価値はある。

ACCESS
80 rue de Charonne 11e Paris, France (シャロンヌ駅)
DETAILS
19時00分〜23時00分(土・日曜は12時〜23時)/定休日は月・火曜
http://septime-charonne.fr

SHOP

Angelina

アンジェリーナではパリ一番のデザートを楽しめる。ルーブル美術館のすぐそばにあり、デザートはどれもベル エポック風の古きよき優美さをたたえている。ホットチョコレートはまさに混じりけのないデカダンス。ビロードのような舌触りの名物『アフリカーヌ』は、あまりに濃いため飲むのにスプーンが必要という一品だ。モンブランや、ホイップクリームと甘い栗で覆ったメレンゲといったデザートが絶品なほか、ウエストラインが気になる人には砂糖とバターを使わない『ブリオッシュ・フルーツ・ルージュ』というメニューも勧めたい。週末は混み合うので、列に並ぶ心の準備を。

  • © Barbara Chossis / Time Out Paris

Marché des Enfants Rouges

歴史あるこの市場の名前は、かつてこの場所にあった16世紀の孤児院が由来となっている。子供たちが来ていた服の赤色は、クリスチャンの慈善団体から寄付されたという印だった。孤児院はフランス革命以前に閉鎖されたが、印象的な木造の建物は残された。やがて地元民の大規模な活動が実を結び、2000年に豪華な食料品市場として再オープンを果たす。今では観光名所となっていて、イタリア、レバノン、アフリカ、日本など各国の料理を出す屋台が空腹を満たし、同時に財布を空にしている。即席のテイクアウト料理に満足できない場合には、腕利き料理人の店やオーガニック食品の屋台も並んでおり、数時間のショッピングをするには充分。パリでも指折りの雰囲気ある市場だ。

ACCESS
39 rue de Bretagne 3e Paris, France(フィーユ・デュ・カルヴェール駅)
DETAILS
8時30分~13時00分、16時00分~19時30分(金・土曜は8時30分~13時、16時~20時、日曜は8時30分~17時) http://marchedesenfantsrougesfr.com
Content provided by Time Out Tokyo
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